京都御苑の中の南東側の大きな長方形、仙洞御所の写真です。
外から見ると長い長い塀。見た目は京都御所とあまり変わりません。
中には大宮御所と、大きな池をめぐる素晴らしい池泉回遊式庭園が広がります。仙洞御所は建物自体は火事で焼失し、いまは庭園のみです。
面積は9万平方メートルを超えます。
大宮御所御常御殿。いまも皇族の方が泊まるところ。
参観は無料ですが事前申込み制で、説明を受けながら一団となって順路通りに進みます。ぼーっとしてグループから離れると係の人に怒られます。
北池。
南池。橋の上は藤棚になっています。
岸に敷かれた玉石はきっちりとサイズが統一されていて壮観です。11万個もあるそうです。
醒花亭と又新亭の2つの茶室が建ちます。写真は醒花亭。敷地のもっとも南に建つ建物です。
やはり仙洞御所が最も美しいのは紅葉の時期。
塀の中にこんなにカラフルな世界があるとは、来てみないとわかりません。
それでも予約がとれないほどではなく、少し早めに申し込んでおけば取れますし、ピークのときにも当日受付は出ていました。(たくさん並んでおられましたが)
もみじ山にかかる橋。
近年、仙洞御所の敷地で、豊臣秀吉の最後のお城「京都新城」の遺構が見つかりました。
京都新城は秀吉が亡くなるその前年に完成した城で、まだまだ謎多き城だということです。