京都御苑の中の南東側の大きな長方形、仙洞御所の写真です。
外から見ると長い長い塀。見た目は京都御所とあまり変わりません。
塀の向こうに大文字。
中には大宮御所と、大きな池をめぐる素晴らしい池泉回遊式庭園が広がります。面積は9万平方メートルを超えます。
仙洞御所は建物自体は火事で焼失し、いまは庭のみです。
仙洞御所の跡地。建物はなにもなく、森です。
大宮御所御常御殿。いまも皇族の方が泊まるところ。
ガラス戸に白いカーテン。そして、梅の木。
4月は松竹梅よりツツジに目をひかれます。
竹。
参観は無料ですが事前申込み制で、説明を受けながら一団となって順路通りに進みます。ぼーっとしてグループから離れると皇宮警察の人に怒られます。
北池。
水は琵琶湖疏水から引かれています。
池のかたすみに一艘のふねが浮かんでいます。
水が流れ込んでいます。
もみじ山に渡る橋の下の細い水路で北池と南池がつながっているようです。
南池。橋の上は藤棚になっています。
藤が見頃のときにぜひ行ってみてください。
橋を渡るとキリシマツツジ。
岸に敷かれた玉石はきっちりとサイズが統一されていて壮観です。11万個もあるそうです。
次に行ったときには12万個に増えていました。
醒花亭と又新亭の2つの茶室が建ちます。写真は醒花亭。敷地のもっとも南に建つ建物です。
醒花亭。
醒花亭。
醒花亭。
柿本人麻呂社。
火除けの神様。火気の元の火、止まろ。ダジャレやん。
やはり仙洞御所が最も美しいのは紅葉の時期。
塀の中にこんなにカラフルな世界があるとは、来てみないとわかりません。
それでも予約がとれないほどではなく、少し早めに申し込んでおけば取れますし、ピークのときにも当日受付は出ていました。(たくさん並んでおられましたが)
もみじ山にかかる橋。
さらに紅葉の仙洞御所の庭園写真、続きます。
次は風雨でたくさんの葉が散った午後の仙洞御所。
水に映る素敵な景色。
赤い水のうえを滑るカモたち。
散ったばかりの赤い葉が美しい。
近年、仙洞御所の敷地で、豊臣秀吉の最後のお城「京都新城」の遺構が見つかりました。
京都新城は秀吉が亡くなるその前年に完成した城で、まだまだ謎多き城だということです。